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第5回インパクト・サロン開催のご案内(4月8日)

小林 立明 | 2019.03.16


地域課題解決のためのローカル・ファイナンス—-地域の資金循環を確保するエコシステム—-

日本の地域課題を解決するためには、多様な取り組みが求められます。少子高齢化、東京一極集中の中で、地域が持続可能な形で発展していくためには、ローカル・ベンチャーのような志ある企業の育成から、小規模コミュニティの諸課題に取り組む地域運営組織の普及に至るまで、多様な事業体の活動を促進していかなければなりません。

 このためには、地域を支える事業者の資金ニーズに応じたきめ細かいローカル・ファイナンスのエコシステム構築が求められます。政府補助金、地銀や信金・信組の融資、官民ファンドの地域向け投融資だけでなく、地域コミュニティが自ら市民ファンドやコミュニティ財団を設立して地域課題の解決に取り組んだり、あるいはクラウドファンディングによって事業資金を集めることが求められます。さらに近年、発展しつつある社会的インパクト投資やソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)などの新たな資金提供手法を活用することも視野に入れる必要があるでしょう。

第5回インパクト・サロンでは、こうした問題意識を踏まえ、ローカル・ファイナンスの分野において、実践者として、また研究者として第一線を走り続けている深尾昌峰 龍谷大学政策学部教授をお招きして、自身の経験を踏まえたローカル・ファイナンスの現状と課題、そして将来ビジョンについてお話しいただきます。自ら京都地域創造基金を設立し、さらに全国コミュニティ財団協会を通じてコミュニティによる寄付資金調達の拡大を図るとともに、プラスソーシャルインベストメントを設立し、地域レベルでの社会的インパクト投資やソーシャル・インパクト・ボンドの開発に取り組んでこられた深尾さんの講演は、日本におけるローカル・ファイナンスのエコシステム構築を考える上で、様々な示唆を与えていただけると思います。

できるだけ多くの方々の参加をお待ちしています。

■プログラム概要■

【日  時】 2019年4月8日(月) 午後7時より8時半(開場:午後6時半)
【会  場】 TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター ルーム1A
       (〒104-8388東京都中央区京橋1−7−1戸田ビルディング)
       アクセス
【講  師】 深尾昌峰(龍谷大学政策学部教授)
【参加費】  2000円(研究所の個人・法人サポーターは無料)
【申込方法】 事前にPeatixにてお申込み下さい。https://tama-csi7.peatix.com/
【主  催】 多摩大学社会的投資研究所
【助  成】 サントリー文化財団
【特別協力】 社会的投資推進財団
【問合せ】  多摩大学社会的投資研究所 tamauniv.csi@gmail.com 

■講師略歴■

深尾 昌峰(龍谷大学政策学部教授)

滋賀大学大学院修了。1998年きょうとNPOセンター設立と同時に事務局長に就任。2001年には日本で初めてのNPO法人放送局「京都コミュニティ放送」立ち上げに参画、現在は理事長を務める。2003年~2007年まで京都市市民活動総合センター初代センター長。また、2009年からは公益財団法人京都地域創造基金の理事長に就任、市民による公益創造のインフラづくりを展開。2010年から龍谷大学法学部准教授に就任(2011年から政策学部へ移籍)。

その他、京都大学大学院公共政策研究科非常勤講師、公益法人協会評議員、経済財政諮問会議専門調査会「選択する未来委員会」委員などを歴任。2013年には社会的投資を促進する株式会社PLUS SOCIALを起業し、事業を展開。2014年にはグッドデザイン賞を受賞。2016年からは日本初の社会的投資専業金融会社プラスソーシャルインベストメントを起業し、代表取締役会長に就任。現在、東近江市参与、総務省「地域づくり懇談会」委員、内閣府「共助社会づくり懇談会」委員、経済財政諮問会議「政策コメンテーター」、東近江市「市民協働推進委員会」委員長、一般社団法人全国コミュニティ財団協会会長などをつとめている。