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第14回インパクト・サロン開催案内

多摩大学 社会的投資研究所 | 2020.01.28


環境金融からソーシャル・ファイナンスへ

グローバル金融の世界は、サステナビリティを伝統的な金融判断にどう統合するかという課題に真正面からの取り組みを始めています。世界最大規模の機関投資家であるBlackRock社のラリー・フィンク会長は、今年の年頭メッセージにおいて、各企業が、気候変動リスクに真摯に向き合い、持続可能性への取り組みについて積極的に開示することを呼びかけました。また、昨年は、責任投資原則に加えて、新たに責任銀行原則が国連総会で採択されました。今後、グローバル金融は、サステナビリティ対応をより強化していくと予想されます。

実際、サステナブル投資グローバル連合(GSIA)の報告によれば、2018年度のサステナブル投資残高は約30.7兆ドルで、2016年度から34%増と大きく伸びています。同じ時期、日本のサステナブル投資は307%増と大幅な伸びを示しており、関心の高まりが伺えます。

こうした状況を踏まえ、第14回インパクト・サロンでは、日本における環境金融の第一人者である藤井良広 環境金融研究機構代表理事をお招きし、「環境金融からソーシャル・ファイナンスへ」というテーマでお話しいただきます。グリーン・ファイナンスからサステナブル・ファイナンスへと発展していく中、ソーシャル・ボンドやSDGsボンドなどの新たな金融商品が登場しています。また、EUを中心に、ESG要因を銀行監督に取り組もうという計画も検討されています。さらに、米国のサステナブル会計基準機構(SASB)は、一昨年、サステナビリティを企業価値に反映させるために新たな会計基準を公表しました。このように、サステナブル・ファイナンスにおいては、環境だけでなく社会性に配慮した金融手法の開発と情報開示が推進されています。ただ、環境と社会性では、伝統的な金融判断への統合の道筋が必ずしも同様ではないという違いもあります。藤井先生には、こうしたグローバル金融の最新動向をご紹介いただく予定です。

できるだけ多くの方々のご参加をお待ちしております。

■プログラム概要■

【日  時】 2020年2月26日(水) 午後6時30分より8時(開場:午後6時15分)
【会  場】 多摩大学品川サテライト   (https://www.tama.ac.jp/info/guide_shinagawa.html )
【講  師】 藤井良広(一般社団法人環境金融研究機構代表理事)
【参加費】  2000円(研究所の個人・法人サポーターは無料)
【申込方法】 事前にPeatixにてお申込み下さい。 https://tama-csi15.peatix.com/
【主  催】  多摩大学社会的投資研究所
【助  成】  サントリー文化財団
【問合せ】    多摩大学社会的投資研究所 info@tama-csi.org 

■講師略歴■

藤井良広

一般社団法人環境金融研究機構代表理事。上智大学地球環境学研究科客員教授。元日本経済新聞経済部編集委員。金融の機能で環境問題を解くことを目指す環境金融論やCSR経営論が専門。現在、国際標準化機構(ISO)のサステナブルファイナンスの専門委員のほか、環境省中央環境審議会委員、文科省科学技術・学術審議会委員などを兼務。環境金融研究機構(RIEF)のサイトで情報発信を続け、著書に「環境金融論」(青土社)、「EUの知識」(日本経済新聞出版)など多数。