特別ラウンド・テーブル「ベンチャー・フィランソロピー:実践手法とエコシステムの構築」


 ベンチャー・フィランソロピーと社会的インパクト投資は、ソーシャル・ファイナンスの重要なツールとして大きく発展してきました。開発途上国のみならず、米国や欧州など主要先進諸国でも市場規模は拡大しつつあります。日本でも関心は高まりつつあります。

この度、多摩大学社会的投資研究所は、英国セント・アンドリュース大学フィランソロピー&公益研究センターのロブ・ジョン博士をお招きし、ベンチャー・フィランソロピーと社会的インパクト投資の実践及びエコシステム整備に向けたラウンド・テーブルを開催する運びとなりましたのでご案内申し上げます。

ロブ・ジョン博士は、欧州ベンチャー・フィランソロピー協会(EVPA)の初代事務局長を務め、アジア・ベンチャー・フィランソロピー・ネットワーク(AVPN)の設立の際には共同設立者として参画されました。実務家・研究者として、ベンチャー・フィランソロピーのグローバルな発展をけん引してきたキー・パーソンの一人です。

今回のラウンド・テーブルでは、ロブ・ジョン博士の欧州とアジアでの実務経験を踏まえつつ、ベンチャー・フィランソロピーと社会的インパクト投資の基本的考え方と手法、および必要とされるエコシステムについてお話しいただきます。さらに、今後の日本におけるエコシステム構築に向けての討議も予定しております。

現在、日本においてもベンチャー・フィランソロピーと社会的インパクト投資に対する関心は高まりつつあります。今後、発展のためのエコシステム整備についても議論が進むことが予想されます。ロブ・ジョン博士の欧州とアジアについてのご知見は、こうした議論にも大きく資することが期待されます。ぜひ関係者の皆様にご参加いただきますようお願い申し上げます。

■プログラム概要■

【日  時】 2019年1月28日(月) 午後1時~4時(開場:午後12時半)
【会  場】 多摩大学大学院品川サテライト
       (東京都品川区港南2-14-14 品川インターシティフロント5F
       (https://www.tama.ac.jp/info/guide_shinagawa.html
【出席予定】 社会的投資に関心を持つ政府・企業・金融機関・財団関係者
       社会的インパクト投資家、研究者等(10~20名程度)
【参加費】  無料(招待ベース)
【申込方法】 事前に事務局にご連絡・確認の上でPeatixにてお申込み下さい。
       https://tama-csi1.peatix.com/
【主  催】 多摩大学社会的投資研究所
【助  成】 サントリー文化財団
【特別協力】 社会的投資推進財団
【使用言語】 英語(通訳なし)
【問合せ】  多摩大学社会的投資研究所  
       tamauniv.csi@gmail.com

■スピーカー略歴■

ロブ・ジョン博士
(セント・アンドリュース大学フィランソロピー&公益研究センター・アソシエイト)

ロブ・ジョン博士は、過去20年間にわたり、フィランソロピー分野での独立コンサルタント・研究者としてグローバルに活動を展開してきました。

2000年以降、英国で最も古いベンチャー・フィランソロピー・ファンドであるアンドリュース慈善信託事務局長、欧州ベンチャー・フィランソロピー協会(EVPA)初代事務局長、アジア・ベンチャー・フィランソロピー・ネットワーク(AVPN)共同設立者等を歴任し、アジアと欧州におけるベンチャー・フィランソロピーの発展に貢献してきました。

同時に、オックスフォード大学スコール社会的起業センターやシンガポール大学アジア社会的起業&フィランソロピー研究センターのリサーチ・フェローとして研究にも従事してきています。現在の主な研究テーマは、アジアのフィランソロピーの革新、社会的インパクトのためのエンジェル投資、ギビング・サークル、アジアの企業フィランソロピーなどで、精力的に論文を発表しています(ご関心のある方はhttps://about.me/robjohnをご覧ください。)。

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