第19回インパクト・サロン開催案内

インパクト評価の現状と発展の方向性
多様化・深化する手法の概観、統合報告との連携への展望—

2007年のインパクト投資誕生以来、投資を通じたインパクトをいかに評価し、これを企業価値に反映させるかは重要な課題となってきました。初期の代表的な評価手法であるグローバル・インパクト投資ネットワーク(GIIN)のIRISとB Labが提唱したGIIRSは、それぞれIRIS+とB Impact Assessment Standardに発展しています。新たに提案されたインパクト・マネジメント・プロジェクト(IMP)の枠組み、さらに国連持続可能な開発目標(SDG)の評価指標なども、現在、多くのインパクト投資ファンドで導入されています。近年は、銀行や機関投資家も視野に入れたインパクト金融という考え方に基づくインパクト分析も提唱されています。

また、株主資本主義(Shareholder Capitalism)から関係資本主義(Stakeholder Capitalism)への転換というグローバルな流れの中で、インパクト評価を企業の統合報告にいかに連結するかも重要な課題となっています。現状はまだ流動的ですが、インパクト投資の誕生以来の課題であったインパクト評価手法の標準化に向けた動きは着実に進展しつつあります。

こうした状況を踏まえ、第19回インパクト・サロンでは、多様化・深化するグローバルな手法を概観し、マッピングを試みます。多様な手法が提案される中で、どのようなインパクト評価手法が求められるのか。これまでの発展の過程を振り返り、マッピングを通じて整理することで、今後の発展の方向性を展望します。

できるだけ多くの方々のご参加をお待ちしております。

■セミナー概要■

【日 時】  2020年12月17日(木) 午後6時30分から8時
【会 場】  ZOOM 会合
【プログラム】
 1.インパクト評価手法を巡ってー歴史的発展過程を振り返るー
   小林立明(多摩大学社会的投資研究所主任研究員)
 2.インパクト評価手法の概観と今後の方向性
   高木麻美(Stem for Leaves代表)
 3.インパクト評価から企業の統合報告へ
   蛭間芳樹(日本政策投資銀行経営企画部調査役)
 4.ディスカッション
   佐々木清隆(一橋大学大学院金融戦略/経営財務プログラム客員教授)
   堀内勉(多摩大学大学院特任教授、社会的投資研究所副所長)
   各発表者
【参加費】 1000円(研究所の個人・法人サポーターは無料)
【申込み】 事前にPeatixにてお申込み下さい。 
      https://tama-csi20201217.peatix.com/
【定 員】 80名(定員に達し次第、受付を締め切りますのでご理解ください)
【主 催】 多摩大学社会的投資研究所
【その他】 キャンセルは48時間前までにお願いします。
【問合せ】 多摩大学社会的投資研究所 info@tama-csi.org 

■パネリスト■

小林 立明
多摩大学社会的投資研究所研究員

国際交流基金、日本財団勤務、学習院大学准教授等を経て、2020 年4 月より現職。ペンシルバニア大学NPO指導者育成修士課程修了。2012 年から2013 年までジョンズ・ホプキンス大学市民社会研究所国際フィランソロピー・フェロー。専門は、非営利組織経営、グローバル・フィランソロピー、ソーシャル・ファイナンス、ソーシャル・イノベーション、社会的インパクト評価等。

佐々木 清隆
一橋大学大学院 経営管理研究科 金融戦略・経営財務プログラム 客員教授

東京大学法学部卒業。1983年大蔵省(現財務省)入省。金融庁検査局審議官、OECD、IMF、証券取引等監視委員会事務局長、総括審議官などを経て、2018年、初代総合政策局長に就任。金融庁退官後は、一橋大学大学院で教鞭をとるかたわら、グローバル金融規制研究フォーラムを設立し、代表として金融規制改革の調査研究に取り組んでいる。2020年より多摩大学社会的投資研究所客員研究員を兼任。

高木麻美
Stem for Leaves代表

早稲田大学政治経済学部卒業、ワシントン大学大学院修了後、PwC コンサルティング、ベイン・アンド・カンパニー、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、EY新日本有限責任監査法人を経て2017年に独立。企業の経営支援を行うほか、社会的インパクト投資・評価に関する調査研究、実践支援等を行う。多摩大学社会的投資研究所客員研究員、社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ理事を兼務。

蛭間 芳樹
株式会社日本政策投資銀行 産業調査本部 兼 サステナビリティ企画部 兼 インダストリー本部 兼 経営企画部 調査役

東京大学大学院(工学、社会基盤学)卒業(修了)後、DBJ入行、営業部門などを経て2020年より現職。東京大学生産技術研究所 都市基盤安全工学国際研究センター協力研究員。2020年、スタンフォード大学サステナビリティ経営戦略プロフェッショナルコース修了。国連、世界銀行、世界経済フォーラム、世界防災フォーラムなど、防災・BCP/BCM・危機管理・災害レジリエンスに関する内外専門委員会に参画。著書に『責任ある金融』(きんざい)、『気候変動リスクとどう向き合うか』(金融財政事情研究会)など。世界経済フォーラム ヤング・グローバルリーダー(YGL)2015選出、2018年からYGL日本代表、2020年からYGL Local Championsメンバー。

堀内 勉
多摩大学社会的投資研究所教授・副所長

東京大学法学部卒業。ハーバード大学法律大学院修士課程修了(LLM)。日本興業銀行、ゴールドマンサックス証券を経て、2015年まで森ビル取締役専務執行役員CFO。現在は、社会変革推進財団評議員、川村文化芸術振興財団理事など、多くの企業・NPO・財団の理事やアドバイザーを務める。著書に『ファイナンスの哲学』、『資本主義はどこに向かうのか』(編著)など。

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