第26回インパクト・サロン開催案内

社会課題の多様化・複雑化に伴い、グローバル・フィランソロピーも着実に進化を続けています。欧米では、1990年代以降、戦略的グラント・メイキングと呼ばれる成果志向の助成手法が確立・普及しました。これを基盤に、NPO・社会的企業の基盤構築を目指すベンチャー・フィランソロピー、セクターを超えた協働でコレクティブ・インパクトを目指す触媒型フィランソロピーなどが登場し、さらにネットワーク形成、ソーシャル・イノベーション促進、アドボカシー促進などの多様な手法が発展し続けています。

近年、日本でも、こうした様々な手法を取り込んだユニークな助成団体が登場しています。社会課題の解決、担い手の組織基盤構築と解決に向けた環境整備の促進を目標に掲げる休眠預金資金活用制度の誕生により、さらにこの動きは加速しています。

今回のセミナーでは、グローバル・フィランソロピーの多様な革新的手法をご紹介した上で、休眠預金資金制度の資金分配団体としてユニークな助成活動を行っている団体の方々をお招きし、日本における戦略的グラント・メイキングの新たな発展の可能性を探ります。

新型コロナウィルスの感染拡大で、日本社会が抱える課題は深刻化を増しています。この解決は行政やビジネスだけでは困難であり、革新的で持続可能なソーシャル・セクターの確立が求められます。今回のセミナーは、このために必要な支援戦略や評価手法を知る貴重な機会となります。助成財団だけでなく、課題解決型の助成プログラムに取り組む企業・公的機関の方々にも参考になると思いますので、ぜひ多くの皆様の参加をお待ちしております。

■セミナー概要■

【日 時】 2021年10月25日(月) 午後6時から8時
【会 場】 ZOOM 会合
【プログラム】 

  1. グローバル・フィランソロピーの発展と多様な支援戦略
    (小林立明 多摩大学社会的投資研究所 主任研究員)
  2. Cash for Workを通じて生活困窮者の生活再建を支援する
    (加藤徹生 一般財団法人リープ共創基金 代表理事)
  3. 協働とネットワークで地域が直面する課題を解決する
    (松村渉 特定非営利活動法人ひろしまNPOセンター プロジェクト・マネージャー) 
  4. コレクティブ・インパクトを通じて子供の未来に向けた地域づくりを実現する
    (本木裕子 特定非営利活動法人エティック プログラム・オフィサー)
  5. 普及啓発、アドボカシーを通じて外国ルーツ青少年を支える社会を目指す
    (李恵珍 公益財団法人日本国際交流センター シニア・プログラム・オフィサー)

【参加費】 1000円(研究所の個人・法人サポーターは無料)
【申込み】 事前にPeatixにてお申込み下さい。 https://tama-csi20211025.peatix.com/
【定 員】 100名
【主 催】 多摩大学社会的投資研究所
【その他】 キャンセルは48時間前までにお願いします。これ以降は受け付けません。
【問合せ】 多摩大学社会的投資研究所 info@tama-csi.org 

■ 登壇者 ■

小林立明
(多摩大学社会的投資研究所主任研究員)

国際交流基金、日本財団勤務、学習院大学准教授等を経て、2020 年4 月より現職。ペンシルバニア大学NPO指導者育成修士課程修了。2012年ジョンズ・ホプキンス大学市民社会研究所国際フィランソロピー・フェロー。専門は、非営利組織経営、グローバル・フィランソロピー、ソーシャル・ファイナンス、ソーシャル・イノベーション、社会的インパクト評価等。主要著書に「フィランソロピーのニューフロンティア」(翻訳)、「入門ソーシャルセクター」(共著)、「英国チャリティの変容」(共著)等。

加藤徹生
(一般財団法人リープ共創基金 代表理事)

アジア及び日本におけるソーシャルビジネスおよび非営利組織の事業開発に携わり、これまで約5億円を提供し、計36社の事業開発及び変革を支援。東日本大震災の復興支援を経て、財団法人を設立し、東北、日本、アジアでの「社会的投資」を手がけてきた。AERA「アジアで勝つ日本人100人」に選定。著書に「辺境から世界を変える」(ダイヤモンド社 2011年)  。

松村 渉
(特定非営利活動法人ひろしまNPOセンター プロジェクトマネジャー)

2010年ひろしまNPOセンター入社。2014年から2018年にかけて地域づくり支援を主とするシンクタンクに転職、2018年にひろしまNPOセンターに再入社し現在に至る。ひろしまNPOセンターでは協働コーディネート、CBSB支援、ボランティア・プロボノ、災害復興支援、ファンドレイジング、NPO組織基盤強化等に関わり、2019年から休眠預金資金活用事業(中国5県休眠預金等活用コンソーシアム)を主に担当。コンソーシアム型資金分配団体の社会的インパクト評価開発にも取り組んでいる。

本木裕子
(NPO法人ETIC.(エティック)ソーシャルイノベーション事業部 コーディネーター)

国際基督教大学卒業。外資系の消費財メーカーで働いたのち、国際協力NPOや、広報/PR企業、海外勤務を経て、ETIC.に2015年に参画。ソーシャルイノベーション事業部にて、NPO・ソーシャルビジネスや、企業のソーシャルインパクト拡大に向けた活動に携わる。

李 惠珍(イ・ヘジン)
((公財)日本国際交流センター シニア・プログラム・オフィサー)

韓国・ソウル出身。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科修士課程修了、一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了(社会学博士)。一橋大学社会学研究科技術研究員、お茶の水女子大学特任リサーチ・フェローを経て2014年11月より現職。法政大学比較経済研究所兼任研究員(2014年~2019年)。国際的な人の移動にかかわる調査・研究、日本国内およびアジアにおける関係者・機関との協働プロジェクトの企画・運営を通じた啓発・アドボカシー活動に従事。

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