開設3周年記念シンポジウムのご案内

近年、行き過ぎた株主資本主義への反省から、多様な利害関係者に配慮するステークホルダー資本主義への移行が国際的に議論されています。日本でも、経団連が「。新成長戦略―サステイナブルな資本主義に向けた、2030年の日本の未来像とアクション」を公表し、岸田新総理も「新しい資本主義実現会議」を設立し、「成長と分配の好循環」と「コロナ後の新しい社会の開拓」を目指し議論を進めています。こうした「新しい資本主義」を巡る議論は、深刻化する格差・貧困を是正し、地球温暖化を食い止めて持続可能な成長へと転換する契機となるでしょうか。

こうした問題意識の下、多摩大学社会的投資研究所は「新しい資本主義とソーシャル・ファイナンス」をテーマに設立3周年記念シンポジウムを開催します。新しい資本主義とは何か、これまでの資本主義とどう異なるのか、新しい資本主義確立のために求められるものは何か、そこにおいて金融が果たす役割は何か。シンポジウムでは、新しい資本主義実現会議の委員も交えてこうした論点について徹底的に議論します。ぜひご参加下さい。

【シンポジウム概要】 

[日 時] 2022年2月8日(火) 午後6時から8時
[会 場] Zoomウェビナー
[プログラム]
  ■基調講演「新しい資本主義とは何か」
     寺島実郎 多摩大学学長
  ■セッションⅠ「新しい資本主義と日本の新たな発展の方向性」
  (パネリスト)
     翁百合 株式会社日本総合研究所理事長
     村上由美子 MPower Partners GP, Ltd. ゼネラル・パートナー
     米良はるか READYFOR株式会社代表取締役CEO
  (司会・モデレーター)
     堀内勉 多摩大学社会的投資研究所教授・副所長
  ■セッションⅡ「新しい資本主義を支える新たな金融システム」
  (パネリスト)
     渋澤健 シブサワ・アンド・カンパニー株式会社代表取締役
     根本直子 早稲田大学大学院経営管理研究科教授
     池田賢志 金融庁チーフ・サステナブルファイナンス・オフィサー
  (司会・モデレーター)
     佐々木清隆 一橋大学大学院客員教授、多摩大学社会投資研究所上席研究員
[参加費] 無料
[申込み] 事前にPeatixにてお申し込み下さい。
      https://tama-csi20220208.peatix.com/
[主 催] 多摩大学社会的投資研究所
      HP: https://www.tama-csi.org/  E-mail: info@tama-csi.org

【登壇者略歴】

■基調講演■

寺島 実郎
多摩大学 学長

1947年北海道生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、三井物産入社。米国三井物産ワシントン事務所長、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授等を歴任し、現在、(一財)日本総合研究所会長を務める。文部科学省  日中韓大学間交流・連携推進会議委員、経済産業省 資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会基本政策分科会委員、国土交通省 国土審議会計画推進部会委員等を兼任。1994年石橋湛山賞受賞。2010年4月早稲田大学名誉博士学位。
近著に、『人間と宗教 あるいは日本人の心の基軸』(岩波書店)、『日本再生の基軸 平成の晩鐘と令和の本質的課題』(岩波書店)他多数。

■セッションⅠ■

翁 百合
株式会社日本総合研究所 理事長

慶応義塾大学経済学部卒。京都大学博士(経済学)。日本銀行勤務を経て日本総合研究所に転じ、2018年より現職。この間、産業再生機構非常勤取締役(産業再生委員)、規制改革会議委員、慶應義塾大学特別招聘教授、未来投資会議「健康・医療・介護」構造改革徹底推進会合会長、内閣府「選択する未来2.0」懇談会座長などを歴任。現在、金融審議会委員などの公職も務める。著書に『不安定化する国際金融システム』『ブロックチェーンの未来』(共著)など多数。

村上 由美子
MPower Partners GP, Ltd. ゼネラル・パートナー

OECD(経済協力開発機構)東京センター元所⻑。岸田内閣「新しい資本主義実現会議」を含む、内閣府、経産省、外務省など多くの審議会で委員を歴任。2016年に上梓した『武器としての人口減社会』はアマゾン経済書部門にてベストセラーとなる。OECD以前は、主にニューヨークおよびロンドンのゴールドマン・サックス証券会社のマネージメント・ディレクターとして約20年間勤務。カンボジアの国連平和維持軍や、東カリブ海地域の経済開発援助にも携わった。上智大学、スタンフォード大学院、ハーバード大学院卒。

米良 はるか
READYFOR株式会社 代表取締役CEO

1987年10月生。慶應義塾大学経済学部、同大学院メディアデザイン研究科(KMD)卒業。
2011年3月29日に日本初・国内最大級のクラウドファンディングサービス「READYFOR」をスタート。2014年に株式会社化し、代表取締役CEOに就任。World Economic Forumグローバルシェイパーズ2011に選出、日本人史上最年少でダボス会議に参加。
「人生100年時代構想会議」「未来投資会議」等の民間議員に選出、現在は「デジタル改革関連法案ワーキンググループ」の民間構成員を務める。

堀内 勉
多摩大学社会的投資研究所 教授・副所長

東京大学法学部卒業。ハーバード大学法律大学院修士課程修了(LLM)。日本興業銀行、ゴールドマンサックス証券を経て、2015年まで森ビル取締役専務執行役員CFO。現在は、社会変革推進財団評議員、川村文化芸術振興財団理事、100年企業戦略研究所長など、多くの企業・NPO・財団の理事やアドバイザーを務める。著書に『ファイナンスの哲学』、『資本主義はどこに向かうのか』(編著)、『読書大全』など。

■セッションⅡ■

澁澤 健
シブサワ・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役
コモンズ投信株式会社 取締役会長

複数の外資系金融機関およびヘッジファンドでマーケット業務に携わり、2001年にシブサワ・アンド・カンパニー株式会社を創業し代表取締役に就任。07年にコモンズ株式会社(現コモンズ投信株式会社)を創業、08年に会長に就任。21年にブランズウィック・グループのシニアアドバイザーに就任。経済同友会幹事、社会保障委員会およびアフリカ開発支援戦略PT副委員長、岸田政権の「新しい資本主義実現会議」など政府系委員会の委員、UNDP(国連開発計画)SDG Impact Steering Group委員、東京大学総長室アドバイザー、成蹊大学客員教授等。著書に「渋沢栄一100の訓言」、「SDGs投資」、「渋沢栄一の折れない心をつくる33の教え」、「超約版 論語と算盤」、「銀行員のための「論語と算盤」とSDG」、他。

根本 直子
早稲田大学大学院経営管理研究科 教授

日本銀行を経て、S&Pグローバルのマネージングディレクター、アジア開銀研究所エコノミストを歴任。19年4月から現職。早大法卒、米シカゴ大学経営大学院修了、一橋大学大学院商学研究科(博士)。専門は金融、サステナブル投資。
GPIF経営委員、みずほ銀行、北國銀行社外取締役を兼任。

池田 賢志
金融庁 チーフ・サステナブルファイナンス・オフィサー

2019年3月、金融庁初代「チーフ・サステナブルファイナンス・オフィサー(CSFO)」に就任。サステナブルファイナンスを巡る課題についての国内外での取り組みを所掌。国内では、TCFDコンソーシアム企画委員会に継続的に参加するほか、GSG国内諮問委員会及び金融庁が共催する「インパクト投資に関する勉強会」の副座長を務めている。国際的には、2020年から2021年にかけて、金融安定理事会(FSB)気候関連開示ワークストリーム共同議長、サステナブルファイナンス国際プラットフォーム(IPSF)開示ワーキンググループ共同議長、証券監督者国際機構(IOSCO)サステナビリティタスクフォースのESGデータ・格付提供業者ワークストリーム共同議長を務め報告書をとりまとめた。

佐々木 清隆
一橋大学大学院 経営管理研究科 金融戦略・経営財務プログラム 客員教授

東京大学法学部卒業。1983年大蔵省(現財務省)入省。金融庁検査局審議官、OECD、IMF、証券取引等監視委員会事務局長、総括審議官などを経て、2018年初代総合政策局長に就任。金融庁退官後は、一橋大学大学院で教鞭をとるかたわらグローバル金融規制研究フォーラム設立者・代表として金融規制改革の調査研究に取り組んでいる。2020年より多摩大学社会的投資研究所客員研究員を兼任。著書に「グローバル金融規制と新たなリスクへの対応」(編著)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。