多摩大学社会的投資研究所・資本主義の教養学公開講座「人新世の存在論と環境危機」

今回のインパクト・サロンでは、多くの問題を引き起こしている資本主義のあり方をテーマとします。
近年、人文社会科学での「人新世」をめぐる議論においては、ラトゥールのアクター・ネットワーク理論やマルチスピーシーズ理論など、人間と非人間の一元論的な把握が影響力を増している。そうしたなかで、環境マルクス派の提唱する「物質代謝の亀裂」という概念は、「社会」と「自然」の二元論に陥っているという理由で厳しい批判の対象となっている。
本発表では、『マルクス解体』(講談社、2023年)で展開したマルクスの物質代謝論を手がかりにして、なぜマルクスの「唯物論的方法」は「社会」と「自然」を分離するアプローチを採用したのかを明らかにしつつ、そこから引き出される実践的な帰結(ヒューマニズム、社会主義、脱成長)について考えることにしたい。

また、今回のセミナーは資本主義の教養学公開講座と共催とし、対面・オンライン(Zoom)を併用するハイブリッド方式で開催いたします。

なお、終了後に会場で懇親会(会費制)を行います。軽食をご用意しますので、ネットワーキングの機会としてもご活用ください。

多くの方のご参加をお待ちしております。

                                 多摩大学社会的投資研究所

                  ■セミナー概要■

【日 時】 2024年3月4日(月) 18時30分〜20時00分
【会 場】 官民共創HUB 及び オンライン(Zoom)
【アクセス】東京メトロ銀座線 虎ノ門駅 徒歩1分 
      東京メトロ千代田線・丸の内・日比谷線 霞ヶ関駅 徒歩3分
  (住所)東京都港区虎ノ門1-1-3 磯村ビル3階
【登壇者】 斎藤幸平 東京大学大学院総合文化研究科 准教授
      堀内 勉 多摩大学社会的投資研究所 所長・多摩大学大学院教授
【参加費】 無料

【お申込】 Peatixにてお願いいたします。
【主 催】 多摩大学社会的投資研究所
【共 催】 資本主義の教養学公開講座 官民共創HUB
【その他】 キャンセルは48時間前までにお願いします。
【問合せ】 多摩大学社会的投資研究所 
      Web: https://tama-csi.org Mail: info@tama-csi.org

                   ■登壇者■
                  齋藤 幸平

           東京大学大学院 総合文化研究科 准教授
1987年(昭和62年)、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。『大洪水の前に』で「ドイッチャー記念賞」を日本人初、歴代最年少で受賞。同書は世界10カ国で翻訳刊行されている。近刊は、『マルクス解体』(講談社)、『ゼロからの『資本論』(NHK新書)、『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』(KADOKAWA)。『人新世の「資本論」』(集英社新書)で「新書大賞2021」を受賞、同書は国内で50万部を超えるベストセラーとなり、世界10カ国で翻訳刊行されている。その他、共著、共訳多数刊行。
               

                  堀内 勉
        多摩大学社会的投資研究所所長・多摩大学大学院教授
東京大学法学部卒業、ハーバードー大学法律大学院修士課程修了。日本興業銀行、ゴールドマンサックス証券、森ビル・インベストメントマネジメント社長、森ビル取締役専務執行役員CFOなどを経て、現在は、100年企業戦略研究所所長、(株)ボルテックス取締役会長、アジアソサエティ・ジャパンセンター理事、川村文化芸術振興財団理事、社会変革推進財団評議員、経済同友会幹事、書評サイトHONZレビュアーなどを務める。
「資本主義研究会」主催。著書に「ファイナンスの哲学」、「資本主義はどこに向かうのか」(編著)など。